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日々の泡々 主に高橋大輔、フィギュアスケート毒舌日記、あるいはヲタの欲目、またはあらゆるダンス歴15年による


by yu-ri
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全日本2012 男子FP関連

■全日本フィギュア、羽生が初V 女子は鈴木SP首位
フィギュアスケートの全日本選手権第2日は22日、世界選手権
(来年3月・カナダ)の代表選考会を兼ねて札幌市真駒内セキ
スイハイムアイスアリーナで行われ、男子はショートプログラ
ム(SP)で首位だった18歳の羽生結弦(宮城・東北高)がフ
リーで逃げ切り、合計285.23点で初優勝した。

 2連覇を狙ったグランプリ(GP)ファイナル王者の高橋大
輔(関大大学院)が280.40点で2位となり、無良崇人(中京
大)が242.70点で4年ぶりの3位に入った。

 織田信成(関大大学院)は240.56点で4位、小塚崇彦(トヨ
タ自動車)は228.56点で5位だった。

 女子SPは初優勝を目指す鈴木明子(邦和スポーツランド)
が65.09点でトップに立った。2連覇を狙うGPファイナル女王
の浅田真央(中京大)は3回転ジャンプが1回転になるミスがあ
り、62.81点で2位。14歳の宮原知子(大阪・関大中)が60.19
点で3位につけ、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は57.26点
で5位と出遅れた
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■羽生 高校生王者 急成長 新時代開く
新時代の到来を高らかに告げる金メダルだ。非公認ながらSPと総
合で世界歴代最高点を塗り替えた羽生。大混戦の男子を制し、初の
日本一をたぐり寄せた。
 「フリーが2位なのはちょっと悔しい。出来は80~90%にも
達していない」。確かに会心の演技ではなかった。最初の4回転ト
ーループは着氷でよろめき、続く4回転サルコーもバランスを崩し
ながら、いずれも懸命に踏ん張った。
 体力不足が課題のフリーで最後まで崩れずに滑りきる底力があっ
た。「今まで背中を追いかけていた先輩たちに、少しでも追いつい
た意味で重いメダル」。答えは謙虚だが、日本男子を引っ張ってき
た高橋を振り切っての戴冠は大きい。
 恐ろしいまでの急成長を遂げている。王者高橋に約12点差の3
位に終わった昨季の全日本選手権から1年。10月のGPシリーズ
第1戦でSPの世界歴代最高点をマークした。さらに第6戦で自ら
の記録を塗り替え、高橋を制して優勝を飾った。文句なく、日の丸
を背負うエースになった。
 ついにたどり着いた国内の頂点。再来年のソチ五輪出場への視界
を開く勝利に「今季は自分のプログラムを作り上げることが第一。
また練習して、新しい羽生結弦を見せられたら」。18歳の新鋭は
まだまだ自分自身を磨き上げる。

■羽生初V15年ぶり高校生王者/フィギュア

 高校3年生は演技後も軽やかに跳んだ。5度目の出場で初めて上
がる表彰台の真ん中。一番高いその座へ、羽生は両足ジャンプで、
ヒョイと跳躍した。

 羽生 初めて1位の台に乗ったので、興奮してジャンプしちゃい
ました。

 そんな無邪気さに、氷上での力強さを兼ね備えた高校生チャンプ
が誕生した瞬間だった。

 滑走順は最終。5人前の高橋が国内最高点で会場を興奮に陥れる
間も、自分への集中を高めた。耳にはイヤホン。外の情報を遮断し
て、襲う緊張感と闘っていた。「得点のことは全然知らなかった。
自分ができることをやろうと」。

 勝負は冒頭の4回転ジャンプの2本目、サルコーだった。着氷が
乱れたが、なんとか尻もちをつかず、踏ん張った。完璧ではなかっ
たが「目標は達成できた」。持ちこたえた余分な力が体力を奪い、
後半の5連続ジャンプの軸がぶれることもあったが、転倒はしない。
体力面の課題を挙げていたフリーで、見事に期待に応えてみせた。

 羽生が日本一を意識したのは小学生のころ。地元仙台のリンクだ
った。同じ練習グループにいたのは、トリノ五輪金メダルの荒川静
香と鈴木明子。マッシュルームカットの小さな少年は、大きなお姉
さんと滑る中で、日本のトップの技術を体感していた。小2から5
年間指導した都築章一郎コーチ(74)は「英才教育でしたね。そ
の時からかなりレベルの高いことを要求した。『世界一になるんだ』
としょっちゅう言いましたよ」と懐かしむ。当時は5分も練習を続
けられない子。野球のほうが好きで、目を離せばリンク外で球を投
げていたという。だが、荒川らと滑って意識も変わり、才能は開花
していった。

 それから約10年。テレビで見ていた高橋、織田、小塚ら先駆者
たちを超えて、ついに頂点に立った。

 羽生 日本男子のすごい強いなかで真ん中に立って信じられない
が、だからこそ、また胸を張ってここに立てるようにしたい。

 演技の自己評価は50%。伸び盛りの18歳に限界は見えない。
次は世界の頂へ、軽やかに跳んでみせる。
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■フィギュアスケート:全日本選手権 18歳羽生、初V 鈴木、女子SP首位発進
◇充実の2位
 会心の演技を終えると、目を見開き、力強く3度ガッツポーズ。
こんなに興奮した高橋は見たことがない。二つの4回転ジャンプを
いずれも着氷させ、国内大会のため参考記録扱いながら、現世界王
者のパトリック・チャン(カナダ)が持つフリーの世界歴代最高得
点(187・96点)を上回る高得点をマーク。連覇は逃したが
「いい締めくくりになった」と興奮気味にまくし立てた。

 華麗さとたけだけしさを兼ね備えているような滑りだった。SP
で羽生に10点近くの大差をつけられ、GPファイナルを制した王
者の闘志に火がついた。「悔しかった。いつも以上に気合が入った」。
冒頭には単発の4回転トーループを軽々と下り、続いてコンビネー
ションの4回転トーループも踏ん張った。

 4回転ジャンプの数と精度が勝負の鍵を握ると言われる最近の男
子。高橋は言う。「ここからがスタート。課題はたくさん残ってい
る」。26歳。優勝は逃したが、高橋はまた一歩、階段を上った。

◇無良「余裕なかった」
○…得意のジャンプが決まらなかった無良。冒頭の4回転トールー
プは最後にバランスを崩し「着氷のところまで意識してなかった。
余裕がなかった」と反省。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)
が1回転になるミスもあった。今季はフランス杯でGPシリーズ初
優勝。自信をつけて臨んだ今大会だったが、不安があったフリーは
完璧に演技することはできなかった。それでも混戦の男子の中で表
彰台に上がり、「うれしいよりもさらに頑張らないといけない気持
ちの方が強い」とさらなる高みを見つめていた。

■羽生逃げ切りV!総合で“世界最高点”
 日本男子フィギュア界の新時代が幕を開けた。表示された得点の
横に、優勝を示す“1”を確認した瞬間、羽生は天を見上げ、喜び
をかみしめた。「ちょっとまだ信じられないですね」。フリーの“
世界最高得点”を出したエース高橋の猛追を退け、18歳が全日本
王者の座を手にした。

世界で最も過酷と言われる日本の選考会を制し、完全に来年の世界
選手権、14年ソチ五輪の金メダル有力候補に躍り出た。それでも
「まだまだ先輩たちを超えられたとは思わない。また、来年、違っ
た羽生結弦を見せられるように頑張りたい」と、慢心とは無縁だ。
携帯電話を持たず、スケートに打ち込むストイックさに、宮城県出
身ながら広島カープファンという渋さも併せ持つ18歳。どこか
“侍”のメンタルを感じさせる若武者は、異次元のスピードで、世
界の頂まで駆け上がる。
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■羽生、世界最高得点「信じられない」
「ソチ五輪? いまは関係ない。いまは自分のプログラムを作り上
げることが大事」

 周囲の期待は膨らむが、次の戦いへ全力で挑むだけ。その姿勢は
こわいもの知らず。世界一への足がかりを作った羽生への注目度が、
札幌の積雪のごとく高まっていく。
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■全日本フィギュア・談話
◇集中切らさなかった
 羽生結弦 フリーの2位はちょっと悔しいが、初めて1位の(表
彰)台に乗れたので、興奮してジャンプして上がった。自分のやる
ことを頑張ってやろうと思っていた。緊張感は全然なく、最後まで
集中を切らさずにやれた。世界選手権でしっかりやることが一番の
目標。
◇ここからがスタート
 高橋大輔 細かいミスもあったが、4回転ジャンプを2本成功で
きて、思い切りやれた。(SPで首位と)9点差離された悔しい気
持ちで、いつもより気合が入った。ここからが僕のスタート。完璧
ではなかったので、課題は残っている。
◇慢心した
 織田信成 4回転が決まって気持ちが緩んでしまった。慢心して
しまい緊張感を維持できなかった。精神的なトレーニングをしっか
り積んでいかなければならない。
◇素晴らしい
 羽生を指導するブライアン・オーサー・コーチ ファンタスティ
ックな結果。彼はまだ若いのに、精神的に素晴らしい。緊張感の中
でこの結果を出せていい経験になったと思う。

■フィギュアスケート:全日本選手権 織田信成、小塚崇彦の話
◇織田信成
 (4位となり)4回転が決まって気が緩んでしまった。2回のア
クセルは練習で失敗することはなかったが、慢心があった。

 ◇小塚崇彦
 (5位に)きっちりやりきることが目標だったが、すごく悔しい。
たくさんのミスをしたので点数が伸びないのは当たり前だ。

■無良、大激戦の男子で表彰台 高橋に「追い付いていきたい」
21歳の無良が大激戦の男子で3位に食い込んだ。「緊張しっぱな
し。着氷だけで精いっぱいだった」とジャンプのミスも出た演技を
終えると視線を落として舌を出したが、スコアを見届ける頃には笑
みが広がった。「やり切れたという思いで、緊張感から解放された」
と感慨に浸った。

 今季はフランス杯でGP初制覇を成し遂げて自信をつけたが「全
日本でできるのか、不安があった」と言う。全日本での表彰台は高
橋がけがで不在だった2008年以来となり「(高橋と)一緒に表
彰台に並びたいと思っていた。あらためて追い付いていきたいと自
覚を持った」と決意を新たにした。
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■見せたエースの誇り=高橋、4回転2本成功-全日本フィギュア
敗れはしたが、それでも第一人者のプライドは守った。観客を魅了
する演技でフリーは1位。羽生を捉えることはできなかったが、
「思い切りやれた。本当にうれしい」。演技後には、今季初めてガ
ッツポーズを見せた。
 羽生を約9点差追ってのフリー。演技に臨む思い入れは激しかっ
た。「SPでかなり離され、悔しい気持ちで、いつもより気合が入
った」。冒頭で高さのある4回転ジャンプを決めると、直後に4回
転-2回転の連続ジャンプも成功。4回転が2本成功したのは今季
初めてだった。
 歌劇「道化師」を演じる終盤の見せ場。ステップは「テンション
が上がりすぎて、(タイミングが)早く入ってしまった」というほ
ど、気持ちが前面に出た。壮大な曲調に負けない、大きな滑りで会
場全体を自分の世界に引き込んだ。
 もちろん結果に満足はしていない。「SPとフリーで4回転が成
功し、自分のプラスになった。でも100点満点なら80点。ここ
からが僕のスタート」。大きな自信と糧を手に入れて、26歳がさ
らなる高みを目指す。
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■大輔、会心!悔いなし2位/フィギュア
 フィギュアスケート全日本選手権第2日(22日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)足かけ7年もトップを張ってきた第一人者の看板は伊達じゃない。S
Pで首位・羽生との9・64点差を追った高橋は、フリーで鬼神の
演技を披露。連覇こそ逃したものの、負けてなお強し-の印象を強
く残した。
「今季一番の気合が入った。前夜(SP)は切り替えるというより、
9点差が悔しくて。彼の滑りは刺激になった」

 課題にしていた冒頭の4回転ジャンプ2つを何とか堪えて成功。
大観衆に静寂と歓声を繰り返させ、気の早いスタンディングオベー
ションの中で演技を終えた。目を見開き、野獣のように牙をむいた
表情だった。

 「思いきりやれたうれしさで久しぶりに出た」と両手でガッツポ
ーズ。最終滑走だった新星、羽生に重圧をかけた。

 「ボクがSPで1本、フリーで2本、4回転をそろえることがで
きたのは今回が初めて。これがスタート地点です。100点満点で
いえば80点かな」

 新旧世代交代とは言わせない。日本男子を1人でひっぱってきた
高橋は、表彰台で羽生に負けない笑顔を輝かせ、14年ソチ五輪へ
の道を展望した。


■高橋 連覇ならずも会心演技「ここが新しいスタート」
会心の演技だった高橋は珍しく興奮して、何度もガッツポーズを繰
り返した。国内大会で非公認記録ながら、自己ベストの182.7
2点を10点近く上回る192.36点でフリー1位。SP2位か
らの逆転連覇はならなかったが「SPで(羽生に約9点出遅れ)悔
しくて、いつも以上に気合が入った。思い切りできた」と納得の笑
みを見せた。
最初の4回転ジャンプをきれいに決め、2つ目の4回転ジャンプも
回転不足と判定されたものの踏ん張って着氷した。4回転は08年
に断裂した右膝前十字じん帯の再建手術をする前の最高の状態に戻
ってきた。世界選手権の代表を確実にし「回転不足は取られたけれ
ど4回転を2本成功できた。モチベーションが上がった。ここが新
しいスタート」と大きな手応えをつかんでいた。
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■大輔2位 意地のフリー“世界最高”
 見る者の心を熱く揺さぶった。「僕自身も楽しくできましたね」。
フィニッシュを前に鳴りだす万雷の拍手。演技を終えると、興奮の
あまり高橋大輔(関大大学院)の瞳孔は開いていた。参考記録なが
らも、フリーで世界王者のパトリック・チャンが持つ世界最高記録
を超える192・36点の異次元のスコアをたたき出した。

 トランス状態だった。「ケガをしてから、初めて4回転を2本そ
ろえられた」と振り返るように、ヤマ場を乗り越えるとボルテージ
は最高潮。「後半のステップはテンションが高すぎて(音楽より)
早く出過ぎてしまった」。それでも、表現力を示す5項目の構成点
で驚異の9点台を並べた。
 結果的には、羽生をとらえることはできず2位だったが「完ぺき
ではなかったし、これが僕にとってはスタートですね」。日の丸エ
ースの存在感は揺るがない。
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■負けて、なお強し 高橋
両手を3度も突き上げた。高橋は悲哀に満ちた「道化師」の調べが
消え入ると、感極まった。「うれしくて」-。4回転ジャンプ2本
を含め、ほぼノーミスで滑り切った。この異次元の“快演”に満た
されたファンは、リンクを無数の花で覆った。

 冒頭の4回転を美しく決めて波に乗った。続く4回転での回転不
足を除くと、残るジャンプは足が吸い付くように氷をとらえた。調
べに小気味よく乗ったステップでも客席を魅了し、「思い切りでき
た。いい今年の締めくくり」と笑った。

 これで「スタートラインに立てた」という。優勝した羽生ら若手
が台頭し、SP、フリーともに4回転抜きでは戦えない時代が来た。
「やっとどちらでも(戦える状態に)入った。今後につながる」。
危機感の中で磨き続けた大技に自信が芽生えた。

 SPで羽生に10点近く離された。それだけに「今季で一番、気
合が入った」。言葉どおりの演技で後輩を追い詰めた。目標はソチ
五輪。長光歌子コーチは「4回転をもう一種類増やしたい」。まだ
後輩にエースの座を譲るつもりはない。26歳は「負けてなお強し」
の余韻を残した。
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by hiruko_draclu666 | 2013-01-08 10:54 | 全日本2012